元気モリモリブログ

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森見登美彦『四畳半神話大系』

感じたことをうまく文章にすることができなくなってしまっているな、最近つくづく思います。


そして、「時間がないからやらない(=時間があればできる)」から、「時間があっても(能力的に)できない」になってしまうんですね。それは非常にまずい。

なので、たまにはこういった長文を書いていってみようかなと思ったわけです。
つまりリハビリのためのブログです。

とすると、僕は音楽や本が好きなので、「僕は音楽や本が好きです!」といったことをつらつらと書けばいいのかな、と思うのです。レビューとかそんな大層なことはできないですし。

そういった感じでお願いします。

というわけで始めてみたものの、ブログ難しい!
勝手に字が大きくなったり小さくなったりゴシック体になったりする!


今日は森見登美彦四畳半神話大系』について書きます。(ネタバレ無し)

なぜこの本を記念すべき第1回目に紹介するか。それは僕が読書の沼に引きずり込まれる、きっかけの本だからです。

この本を読んだのは僕が大学3年生のときで、わりと人生の岐路的なところに立たされておりました。大学生というのは時間ばかり持て余しているから、自意識ばかりマッチョになってしまうんですね。狭い頭の中に世界をつくって、ああでもないこうでもないと思い詰めていたわけです。

そんなときにたまたま書店で手に取ったのがこの本です。

読んでみると、主人公が当時の自分と同じ大学3年生で、境遇がめちゃくちゃ自分と重なっていた。いま読み返せばそんなに重なってもないんですが、とにかく当時は「重なってるぜ!」と感じたのです。

「自分みたいな人間は世の中にけっこういる」ということを本を通じて知った、初めての経験でした。すごく心持ちが楽になったのを覚えています。そしてそこから、「小説、おもしれえじゃん」となっていきました。

きっかけというのはどこに落ちているか本当にわからないですね。僕が読書好きになるなんて完全に想定外でした。宇宙兄弟』のなかで「何かに興味を持つきっかけは案外たいしたことないもの」といった趣旨のやりとりがありますが、まさにそういうことだと思います。
たぶん、あのときの、あの場所での自分でなければ、『四畳半神話大系』を読む意味はおそらくありませんでした。


もし興味があれば、読んでみてください。


四畳半神話大系 (角川文庫)

四畳半神話大系 (角川文庫)